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2026.06.13

【お金の価値】モノが高くなったのか、お金の価値が低くなったのか。

スーパーに行けば、いつも買っていた

食品の価格が上がっていて、

ガソリンを入れれば、リッターに対して

ぐんぐんあがっていく値段表示に

「高っ」と声がでてしまったり。

 

 


住宅やリフォームの見積もりさえも

数年前に家を持った知人から聞いた価格と差を感じて

「こんなにするの?」なんて不安に感じたりしますよね。

 

 

 

多くの人がこう思っています。
「モノの値段、上がりすぎじゃない?」

 

でも、ここで一度考えてみませんか。

それ、本当にモノが高くなったのでしょうか。

もしかすると、「お金の価値が下がっている」

という視点の方が、本質に近いかもしれません。

 

今からでも遅くありません。今が一番若いはず。

私達が習ってこなかったお金や価値について、

一緒に考えてみましょう。


価格が上がる=価値が上がる、ではない

 

まず前提として、価格と価値はイコールではありません。

例えば、昨日まで100円だったものが110円になったとします。

このとき、「モノの価値が10%上がった」と捉えるでしょうか。

ただ無心で、「また値上げかぁ」と感じるだけになっていませんか?

 

 

 

ここで起きているのは、モノの価値が上がったというより、

同じモノを手に入れるために必要なお金が増えたという現象です。

つまり、「お金の力が弱くなっている」とも言い換えられる。

この視点を持つかどうかで、今後の理解度は大きく変わります。

もちろん品質向上やサービス向上による価格上昇もあるでしょうが、

今回の話題においては割愛させていただきます。


なぜ今、お金の価値は下がっているのか

 

理由はいくつかありますが、シンプルに言うと次の3つです。

 

 

 

・物価上昇(インフレ:コストプッシュ)
・原材料価格の高騰
・円安の影響

ニュースで聞き飽きたワードかもしれませんが、

実際に生活に影響しているのはこのあたりです。

例をだすと、建築資材。

木材、鉄、断熱材、塗料…多くが海外に依存しています。

円安になると、同じ量を輸入するにも、より多くの円が必要になる。

結果として、住宅価格やリフォーム費用が上がる。

つまり、「モノが高くなった」というより、

同じモノを買うために、より多くのお金が必要になった状態です。

しかもサービスが届くまでの各フェーズで、少しづつ

値上がりが起きていたら...?

 

気づいたときには、「同じ生活をしているのに、なぜかお金が残らない」

という状況になります。

 


貯金しているだけでは、もう守れない。

 

ここで少し厳しい話をします。

もしあなたが「とりあえず貯金しているから大丈夫」

とお考えならこれから継続的に損をするかもしれません。

 

 

 

なぜなら、インフレの環境では、

お金を持っているだけで価値が目減りしていくからです。

例えば、物価が毎年2%ずつ上がるとします。

これは一見すると小さな数字ですが、10年後には

約20%近く上昇することになります。

つまり、今100万円で買えていたものが、

10年後には120万円近く必要になる可能性がある。

その間、銀行に預けていたお金はどうでしょうか。

ほぼ増えません。

結果として、

何もしていないのに“実質的には損をしている”状態が生まれます。

今なら買えるが、10年後にはその金額で同じものは買えない。

これが、「お金の価値が下がる」ということのリアルです。

 


どうすればいい?

 

ここで大事なのは、「考え方を更新すること」です。

お金を「ただ持つもの」ではなく、

「どう使うかで価値が変わるもの」として捉えること。

お金をより目減りしない「別の形の価値」で残すこと。

 

 

 

例えば、住宅。

「今は高いからやめておこう」と判断するのも一つですが、

その間にも家賃は払い続けることになります。

一方で、購入した場合はどうか。

確かに初期費用はかかりますが、

将来的に資産として残る可能性もあるし、

インフレによって住宅価格がさらに上がれば、

相対的に得になるケースもあります。

 

ここで重要なのは、「買うべきかどうか」ではなく、

「どういう前提で判断するか」です。

「今の価格が高いか安いか」だけで見ると、

将来の価格推移によっては、「あの時前向きに検討しておけばよかった」と

感じるケースもあるかもしれません。


お金の価値を基準にすると、見え方が変わる

 

「お金の価値は今後も下がるかもしれない」という

前提で考えると、行動はかなり変わってきます。

 

 

 

・先延ばしにするリスク
・現金を持ちすぎるリスク
・固定費をどう抑えるか

こういった視点が自然と出てきます。

逆に、「モノが高い」という感覚だけで動くと、

どうしても守りの判断ばかりになります。

結果として、チャンスも逃しやすい。

ここが大きな分かれ道です。


住宅という長期の買い物で考えるべきこと

 

住宅は数十年単位の買い物です。

だからこそ、「今の価格」だけで判断するのは危険です。

重要なのは、

・将来の収入
・支出の変化
・金利の動き
・物価の推移

これらを含めた全体設計。

特に今のようなインフレ傾向の時代では、

「今は高いからやめる」という判断が、

結果的にもっと高い未来を選んでしまう可能性もあります。

とはいえ、無理してでも買うべきか、と聞かれれば

答えはNOです。お金というジャンルでは

行動すべてが自己責任だからです。

 


まとめ:高くなったのはモノか、お金か

 

ここまでの話をまとめると、答えはシンプル。

モノが高くなったという表面

お金の価値が下がっているという裏面

どちらか一方ではなく、両方が起きています。

 

 

 

そして重要なのは、

この現実をどう捉え、行動していくかです。

まずは簡単に手に入る情報や

表面的なことだけではなく、

裏で何が起きているために起こった結果なのか

調べてみることが最初の一歩と言えるでしょう。


最後に

 

「なんか最近お金減るの早いな」と感じているなら、

それは気のせいではありません。

ちゃんと理由があります。

そして、その理由を理解した人から、

少しずつ「守り方」と「使い方」が変わっていきます。

 

 

 

今お金は、ただ持つだけでは目減りする時代です。

だからこそ、「価値」を基準に考える視点を持ってください。

それだけで、判断の精度は一段上がります。